研究室紹介

地盤防災工学研究室へようこそ

• 地域の皆様へ
  　近年の各種自然災害は極大化の一途を辿っています．地盤をはじめ，「土」で構成される土構造物，地震，豪雨，津波などの外力によって被災しやすいことから，破壊に至るメカニズムの把握と対策が重要となります．
  　当研究室では，各種度構造物の建設時や既存構造物の補強，あるいはリスク評価するための地盤調査手法，合理的な設計手法を検討し，災害現場における調査や被災メカニズムの推定，室内要素試験，模型実験や数値解析による地盤挙動の検証を行います．最終的には，地盤の液状化判定の高精度化，降雨・津波時の斜面・堤防・盛土などの安定性評価を行い，あるいは，複合化した際の被害評価を通じ，発災時対応や対策工法の提案に結び付け地域の課題解決へ取り組んでいます．
  　また，昨今問題となっている建設発生土の再利用促進のための土質判定手法の構築や，蛇籠（じゃかご）に代表される現代に活きる伝統的土木工法，城郭石垣の安定性に関するモニタリングにも取り組んでいます．
  
• 学生へのメッセージ
  　皆さんが取り組んでいる学問は，社会の根幹を支える非常に重要な分野です．インフラの安全性を確保し，持続可能な環境を創り出すため，地盤工学の知識は欠かせません． 学びを進める中で、土質力学・地盤工学の理論だけでなく，流体その他材料，構造，環境などの横断的な知識に触れることや，実際の現場での経験を積むことも大切です．また，実際の地盤調査や建設現場に足を運び，技術者の知識や考え方に触れることでより深い理解が得られます．加えて，最新の技術や研究動向にも目を向け，常に知識をアップデートしていく姿勢，これが将来の大きな力になります． 困難な課題に直面することもあるかもしれませんが，一つ一つの積み重ねが，より安全で安心な未来につながっていきます．皆さんの努力と情熱次第で，社会の発展に貢献する日が必ず来るはずです． 少しでも興味がある方は，是非，研究室に足を運んでください．
• アクセス・コンタクト
  〒437-8555 静岡県袋井市豊沢2200-2
  土木工学科棟cv402　TEL：0538-31-5619（ダイヤルイン）
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